【2024/12/17】ハラスメント分析追加と各種変更について(★重要な変更点あり ※2/4 更新)
①ハラスメント傾向シートを追加
2025年1月7日(火)より、「ハラスメント分析シート」がダウンロード可能になります。本シートを活用することで、採用候補者や社内従業員のハラスメント傾向を事前に分析し、そのリスクを予測することで健全な職場環境の構築を支援します。

背景と開発の目的
近年、ハラスメント問題が企業経営に与える影響はますます深刻化しています。ポテクトを導入する企業からも「入社後にハラスメント行為が発覚し、既存社員の退職に繋がった」という相談が寄せられました。このような事態を未然に防ぐため、入社前の選考段階や昇進前にハラスメントのリスクを予測できるツールとして「ハラスメント傾向分析」を開発しました。

「ハラスメント傾向分析」の特徴
1. 5種類のハラスメントタイプ分析
ハラスメントの傾向を以下の5つに分類し、詳細な傾向を分析します。
- 隠匿支配権力型
- 支配権力型
- 感情権力型
- 立場利用型
- 無神経型
2. 幅広いハラスメントを網羅
モラハラ、パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラ、逆パワハラ、スモハラ、スメハラなど、各種ハラスメントを包括的に分析し、企業が直面するリスクを可視化します。
3. 潜在する傾向を事前に把握
通常の適性検査の一部機能として実施するため、被験者はハラスメント傾向を分析されていることを意識せず、自然体で受験できます。これにより、本来の性格適性に基づく正確な分析が可能です。
導入メリット
- 採用の質を向上 : 採用候補者の潜在性格適性を評価することで、入社後のハラスメントリスクを抑制。
- 管理者選定のリスク回避 : 管理職登用後のハラスメント発現リスクを軽減し、適切な人材配置を実現。
- 社内トラブルの未然防止 : ハラスメントを未然予防することで、健全な職場環境を維持、不本意な離職防止。

注意点
ハラスメントの性格適性が該当してもハラスメントを必ずするわけではありません。ハラスメントは「性格適性 × 外部環境 × 本人の精神状態」が組み合わさることで発現します。性格適性だけで「この人はハラスメントをする」と判断せず、その適性に合った職場環境や心理的サポートを提供することでハラスメントの発生を未然に防ぐことが重要です。
ただし、ハラスメント傾向に極端に該当する人については、そもそも良好な対人関係を構築できない可能性が高いため、採用選考の段階から十分に警戒する必要があります。
実施方法
これまで通りの手順でポテクトを実施(受験)します。(ハラスメント分析専用の実施方法があるわけではありません)
実施後、診断結果一覧の「結果DL」から「ハラスメント分析シート」をダウンロード(購入)します。
※以前の実施者からはダウンロードできないため、新たに再実施していただく必要があります。
出力プラン名と料金

※税込価格です。
②各種変更
今回のバージョンアップにあわせて、既存のポテクトの出力内容等を変更しました。
仕事力評価の精度向上
仕事力算出のロジックを見直しました。これまで以上にバラツキの少ない仕事力(相関係数:109%UP)を予測できます。
理由:以前よりも高い精度で仕事力を算出する方法が見つかったため。

自己評価との適合度の偏差値表示
詳細分析シートの「自己評価との適合度」を偏差値表示に変更しました。※これまでは適合割合(パーセント)表示。
理由:複数の利用者様から「ここの数値を見てもそれが高いのか低いのか分かりにくい」とのご指摘をいただいたため。
※▼2025/2/4 更新)
適合度を直感的に分かりやすくするために、8段階(かなり高い・高い+、高いー、平均的+、平均的ー、低い+、低いー、かなり低い)に分類表示するように変更しました。

設問内容の一部を変更
設問内容を25問変更しました。※これによって出力内容に大きな影響を及ぼすことはありません。
理由:時代に合わない設問、傾向が出づらい設問、回答が偏る設問の見直し。ハラスメント傾向分析向けの設問を考慮。
統計データ更新による出力値の微小変化
分析結果出力で利用する統計データを更新(2023年12月31日集計分まで追加)しました。これにより、出力結果が微小ですが変化します。
理由:人の癖・習慣などは時代によって変化していくため、それに合わせて統計データを更新することが望ましいため。